【家づくり勉強会vol.5】地震に強い家づくり①「地盤調査と地盤改良」

今回の家づくり勉強会では、前回に続き「地震に強い家づくり」を考えます。前回は建物の安全性についてご紹介しましたが、実は建物だけでなく土地についても考える必要があります。

 

岡山県南部は地盤に弱点あり?!地盤が弱いとどうなるの?

地震の被害は、地盤の良し悪しで大きく変わります。地盤が弱い土地では、地震の揺れが大きくなるだけでなく、災害が起きた際に地盤の歪みで建物が不均等に沈む「不同沈下(ふどうちんか)」が起こる可能性があります。

 

実は岡山県でも特に南部は、全国的にみても地盤がよくないところが多いエリア。これは、高梁川、旭川、吉井川などの河川によって形成された沖積平野であること、また海岸部では大規模な干拓地が造成されていることなどが要因で、特に海岸部や干拓地は軟弱で不安定な土地といわれています。

 

まずは地盤調査の上、地盤改良工事で対策を

誰もが地盤が強い理想的な土地で家を建てたいと願うものの、さまざまな条件を重ねた結果、弱点がある土地での家づくりを検討することもあるでしょう。実際、多くの方が地盤に弱点がある土地で暮らしています。

 

地盤が弱い土地でも、しっかり対策を取ることで災害に備えることが可能です。そのためにも家を建てる土地が決まったら、まずは地盤調査を行います。地盤調査では、その土地の強度を調べ、どの程度の建物の荷重に耐えられるか、安全に建てるためにはどのような対策をすべきかなどを判断します。ちなみに、地盤調査は法律上義務付けられるものなので、適正な方法で必ず実施する必要があるものです。

 

調査の結果、地盤が軟弱だと判断された場合に進めるのが「地盤改良工事」。地盤を改良する方法はいくつかあり、セメント系の材料と土を混ぜ合わせて杭を作る「柱状改良工法」や、鋼管杭を打ち込み建物を支える「鋼管杭工法」が検討されます。他にも砕石やパイプによる補強などもあり、いずれの方法を取るにせよ、調査結果に基づき、さまざまな工法をコスト面やリスクを踏まえ、比較・検討して進める必要があるでしょう。

 

なお、地盤改良工事を行う際に使用するセメント系の材料によって発がん性物質が発生する恐れを危惧される方もいらっしゃるのではないでしょうか。TOIROでは、セメント系の材料を使用する地盤改良工事の際は、「土質調査」行い、有害物質発生リスクを抑える取り組みを行っています。

 

地盤調査や改良工事を行い、地盤を強固にすることで、万が一、地盤沈下などが起った際には修復工事などにかかる費用が保証される「地盤保証」の利用が可能に。TOIROでは、20年の保証を行っています。

 

地盤改良工事はお金も時間もかかりますが、軟弱な地盤であれば必ず必要です。TOIROでは、土地探しのご相談やアドバイスもお受けしています。地元・岡山で地震に強い家づくりをお考えの方ぜひ、ご相談ください。

 

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